近年、テレビを付ければ芸能人の年の差婚報道が絶え間なく流れているようになってきたと思いませんでしょうか?
芸能人の動向はすぐにマスコミがリークするので、画面の向こう側の他人事として、一般人の我々は、時には非難を混ぜつつも面白おかしく見ているものですが、
年の差婚はもはや日本中で大旋風を巻き起こしていると言っても過言ではないでしょう。
皆さんの周りにも、驚くほどの年の差婚をされた方がいるのではないでしょうか?身内に限らず、人づてに聞いた話であっても、1度くらいは身近で耳にしたことはあるかと思いますが、これは良い風潮…ではないのです。
日本の大不況がみっちりと影響している悲しい現状…と言った方が答えとしては近いのかもしれませんね。
年の差婚がブームになった背景として、不況は切っても切れない物です。
経済状態が不安定な人が増え、若い年代ではなおさらその影響が響いてしまっていることも事実です。
若い年代の同世代カップルが結婚しても…奥さんが専業主婦に慣れるほどの収入を得ている男性は少ないでしょう。
託児所などに預けることなく、自らの手で子育てが出来る家庭はどんどん少なくなっています。
むしろ共働きの家庭がほとんどなのではないでしょうか?仕事が好きで辞めたくない…といった理由ではなく、旦那の給料だけではやっていけないから働かなければいけない女性が多いのが現代社会です。
そんな中、経済的・精神的に余裕のある相手を求めるとなれば、年の差が生まれてしまうことも、ある意味では必然的な状況なのかもしれませんね。
5歳年上でも年齢差があると思われていた時代が懐かしいほどに、
今では10歳、15歳の年齢差くらいで驚く様な方はいないですよね。
まぁ、さすがに30、40歳という年の差がある夫婦には、申し訳ないのですがどうしても黒い下心が見え隠れしてしまう気がしないでもありませんが、多少の年の差では「金目当ての結婚だ」なんて陰口を叩かれるような時代ではなくなったと思います。
年の差婚ブームはまだまだ続きそうですね。ここのブームが無くなるころには、日本経済も安定し、少しは経済的余裕ができる若者が増えた状態になった時でしょう。
男性は女性ほど婚活に熱を入れない理由としても、この年の差婚が影響していると思います。
たとえ年齢を重ねても、経済的・精神的余裕のある人間になれれば、いくつになっても結婚のチャンスはあるのですから。女性が婚活に躍起になっているのは…女性が美しくいられるには期限があるからなのではないでしょうか?
性格的に魅力的な人であっても…初対面の人間が相手と仲良くなりたいと思う動機としては、外見か経済力が必要不可欠になってしまう現実もあるからです。
確実なる収入や財産がある女性は別として、それ以外の女性にとって“年の差婚”というものは、年齢を重ねた時の恐怖にも繋がってしまう恐ろしいブームなのかもしれません。
どんなに性格的に魅力ある人であっても、内面は…残念なことにすぐには相手に伝わらないものです。相手に内面的魅力を知ってもらうためには、まずは仲良くならなければいけませんよね?それがなければ何も始まらないので、女性は少しでも初対面からのチャンスを掴みやすい時期に、婚活に励んで頂きたいと思います!