前回、“恋愛において惨めな立場”についてお話させていただきました。先日のことなので、まだ記憶に新しい方はたくさんいらっしゃるでしょう。
前回のお話をまだ皆さんの記憶に鮮明なうちに…今回のお話をさせていただきたいと思います。恋愛において惨めな立場になってしまうというのは…意中の異性を王子様役に抜擢した恋愛漫画の中で、自分が恋人に慣れなかったにもかかわらず…その恋愛漫画の主人公が自分であると思いこんでしまっている方の起こす言動であるということをお話させていただきました。
このことも、自分の恋愛状況をきちんと恋愛漫画と仮想して考えることができれば…自分の立場を知ることができ、現実的に惨めな立場になることは回避できたのではないかと思います。盲目になってしまい周囲がみえなくなってしまうことが多い恋愛において、自分のこと、自分を取り巻く状況のことを客観視することもできるので、自分の恋愛を恋愛漫画に仮想してみるのは良いかもしれませんね。
その恋愛漫画の主軸を軸に置くのではなく、意中の異性を主軸に置くことがポイントになります。自分が主軸の漫画にしてしまうと…どんなことも自分にとって都合の良くない事柄も、すべて自分の都合の良いように変換してしまう可能性があるので、これでは意味が無いのです。
好きな人に恋人ができても…何か弱みを握られているのでは?ですとか、騙されているだけ…等々、本当に相手にとっては迷惑な自分勝手な妄想が始まってしまうことは… 決して珍しい話ではないでしょう。自覚がなくとも…このように自分の恋愛に関しては全て自分の都合のいいように解釈してしまっている方って、結構いらっしゃるものです。
まぁ、まだ頭の中で思う程度なら何の問題もないのですが…勢い余って行動に出てしまう方も…少なくはないので、十分に気を付けていただきたいと思います。どんなに好きな人の想いが強くて周りが見えない状況になってしまったとしても、ほんの一瞬でも冷静になれた時に…自分の状況を恋愛漫画に正しく仮想することをご提案させていただきます。
この作業をすることで自分を見つめ直すことができ、かえって恋愛が成功したという方もますし、恋愛そのものは成功しなかったけれども…惨めな立場になることもなく次の恋愛に進むことが出来たと言われる方もいらっしゃいます。
また、中にはストーカーになりかけていたところ、このままではいけない…自分は間違っていたと気付くことが出来た方もいらっしゃいました。好きな人への想いが…一歩間違えれば自分の人生を良くない方向へ下げてしまうのは本当にもったいないというか悲しい話ですよね。その状況も本当に惨めなものですよね。恋愛勝者になれなかったとしても…惨めと思われるような結果になったり、自分の状況を見失って妄想恋愛からのストーカー事件を起こしてしまわないよう、客観的に見ることができる方法として今回のお話をさせていただきました。
「自分はそこまで危ない人間ではない」と他人事のようにスルーされる方、そう思っている人に限って事件になってしまうことも…よくある話ですよ?明日は我が身…と、ここは1つの知識として、1人でも多くの方に…しっかりと受け取っていただきたいと思います。