またまた水商売の方へのお話です。先日、仲の良い銀座のチーママとお酒を飲んだ影響なのか、どうしても今回のテーマにさせて頂きたいと思います。友人のチーママは華やかにも穏やかな恋愛をしている恋愛マスターなので、彼女のことではありません。彼女のお店で働く女の子も一緒に飲んでいたのですが…彼女の恋愛相談を受けてきました!
彼女は水商売の仕事に誇りを持っていたので、前回お話しした“水商売に対しての恋愛の負い目”を持っていない女性でした。自分の仕事に誇りを持って恋愛を純粋にしていこうという彼女の前に立ちふさがった悩みとは…“普通の女性としての恋愛の仕方を忘れてしまった”ということなのです。毎日疑似恋愛を提供し、お客に癒しと夢を与える世界に長らく住んでしまった彼女は…そんな些細なことも忘れてしまったというのです。 水商売をされている方は…もしかしたら彼女に賛同していらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか?
そんな不安を抱えてしまわれた方、どうか安心してくださいね。恋愛の仕方なんて…一時忘れてしまうことがあっても、決して無くしてしまうことはない“人間の本能”なのですから。ホステスだってお店をでれば普通の女性です。そりゃあ仕事柄や性格的な問題でブランド品に包まれている女性が多いとは思いますが、中身はただの女性です。話してみれば普通のOLさんと何ら変わらないと感じることもあるでしょう。
そんなホステスがプライベートで恋愛をする場合、最も多い出会いの場面はお店ですよね。要は、お客と付き合うホステスが多いことは事実ですし、これから本気で好きになる人がお客である可能性は非常に高いでしょう。お店とは関係なしに出会いがあって恋人を作るホステスもいますが、ほとんどの場合はお客と交際するパターンが鉄板ですね。
お客が気に入ったホステスに熱烈にアプローチしてからの交際であれば、まぁ、ある程度はスムーズに進むのかもしれませんが、ホステスがお客を好きになった場合は少し難しいですね。相手に家庭がある場合も多いでしょうし、相手がホステスをどの位置に見ているかの本音も分かりません。ホステスから告白するのはちょっとリスクがありそうですね。…だって、ホステスに告白されて悪い気がする男性もいないでしょうし、あわよくば上手いこと都合よく付き合いたいと言う女性にとっては残酷な男心も芽生えてしまうでしょうから。
もし、ホステスをされている方がお客に恋をした時には、その時こそホステス仕事で培った経験を駆使してください。相手から本気の告白をしてもらえるように努力してからの交際のほうが、比較的失敗は少なくなる可能性を得られます。「それじゃあ普通の恋愛じゃない」と反論される方もらっしゃるかもしれませんが…その技があってこその水商売ができた人間であるのですから…その技を持っていることも“自分の持っている自然な魅力”であることも事実だと思います。
恋愛の仕方を忘れてしまったと嘆く水商売の方は、自分が純粋に恋愛をしたとしても、仕事同様に恋愛テクニックを駆使してしまうことに罪悪感を持ちやすいそうですが、そんなことは思わなくても良いと思います。全て含めて“純粋”であると、私は思いますよ?