君と出会えたこと
仲間と笑い合えること
景色が心に灯ること
鳥の鳴き声がいのち揺らすこと
目の前の一瞬一瞬があまりにも
神聖であまりにも尊い
って思っても、
恋は盲目になりますね。
もう聞き飽きたと言うくらいに…“恋は盲目”と言う言葉を聞かれていることと思います。しかし、人を好きになってしまうと…色んなことが見えなくなってしまう事は事実ですよね。そんな恋愛は自ら作り出した脳内麻薬物質による幻覚ではありますが、「楽しい」「嬉しい」「ドキドキする」等、恋愛特有の激しい感情に対して中毒症状を出してしまう方は実在します。これが“恋愛依存症”の方です。
一般的に恋愛依存症とは、常に恋人がいなければ生きていけない、決して一人では生きていけない…このような人を指していることが多いかと思いますが、まぁ、それが間違っているということでもないのですけれど…根本的な要因は、恋愛で得られる頃が出来る脳内麻薬物質を味わいたいということなのではないかと思います。「私は恋人が…自分を愛してくれる人がいないと生きていけないの…」ですとか、「俺は恋人がいない期間は一切ないね」とおっしゃられている方、どちらも、極論から言えば、自分が恋愛をしている時に発生させる脳内麻薬物質で気持ち良くなりたい…ということなのでしょうね。
この脳内麻薬物質から得られる感覚が欲しいがために恋愛を繰り返している…と言っても間違ってはいないと思います。例えば…女性の場合、想っている相手
を考えれば感える程、思えば思う程、相手が今何をしているのか?どこにいるのか?誰といるのか?気になって仕方なくなってしまう方は多いですよね?ただ、考えすぎてどんどん妄想がエスカレート+混同してしまい…妄想が生み出した嫉妬に精神を乗っ取られないように気をつけましょう。
また、相手の行動に規制をかける“束縛”もいけませんね。「他に行ってほしくない、自分だけを見ていてほしい」というような気持ちから束縛の心が芽生えてしまうのでしょうが、そこで相手の自由を封じ込めるような“束縛”をしてしまうと…悲しいことに自ら相手が自分の側からいなくなるように仕向けていることになってしまいます。“嫉妬”と“束縛”には、決して超えてはいけないボーダーラインがあります。超えてしまった時にはすでに、気持ち良くなりたいがために発していたはずの脳内麻薬物質の副作用により…精神障害を患ってしまっている状況になってしまうでしょうね。
そんなラインを超える前に自分を抑えられる術を身に付けられるよう、常に心がけてください。女性は“嫉妬”や“束縛”が多くなってしまう傾向がありますが、男性の場合、それらに当てはまる感情に行きつく前に“妄想”が付いてくるパターンが多いように思われます。好きな女性とお話したり、手を繋いだり…というような可愛い妄想から、どんどんエスカレートしてしまうと…最終的には妄想がそのどんどん激しくなり、好きになった相手の全てを知りたくなります。想いを寄せる人間を“完全なる私物化思考”が出てしまうのでしょう。
相手のことを私物化しているのですから、自分が相手の全てを把握していくことに何の違和感もないのです。れって…本当に怖い、というよりも悲しい現象ですよね。他人事と笑っていてはけません。くれぐれも脳内麻薬物質分泌には気を付けてください。「危ないかな?」と感じたら、自分でセーブするよう意識していきましょう。恋は盲目…なんて簡単な言葉で片付けられないほどに、恋愛から発生する脳内麻薬物質は…魅力的であり恐ろしいものであります。そのどちらの恩恵を受けるかは…皆さんの心がけ次第ですよ!