前回のお話は“避妊に対する愛情の価値観”についてのお話でしたが、今回はその補足…のようなテーマ“生理中は妊娠しない…は誤情報”についてお話させて頂きます。若い頃から、セックスに関しての情報と言うものは、友人やネット情報・はたまた噂…など、様々な場所から吸収していくものと思います。
そこへ自分の経験が追加され、また人に伝わり…の繰り返しになるとも思いますが、このような状態の中で最も怖いのは、人づてに伝わっていく情報が、人に伝わるごとに内容が脚色されていってしまう“誤情報”ですね。皆さん、間違った情報を鵜呑みにしてしまうと、後で取り返しのつかない後悔をしてしまう危険性が大きいので、本当に気を付けてくださいね。恋愛が始まると、
相手の体に触れたい…と思うのはごく自然な感情です。
一昔前のように、“肉体関係は結婚するまでしない”を貫き通す方も、ある意味では立派な精神の持ち主かとも思いますが、実際的に現代社会では…そのような厳格なる精神を掲げる方は少ないですよね?そうすると、必然的に結婚前の妊娠確率が上がっていくのも自然な流れでしょう。
お互いに結婚を意識している者同士であれば、妊娠も嬉しい報告になるかもしれませんが、楽しい恋愛をしているだけで、結婚までは考えていないカップルの方が多い中…妊娠は困った報告になってしまうものでしょう。
妊娠とは本来、新しい命の誕生なので、誰しもが喜ばれる報告のはずなのですが…これが困った報告になってしまうのは本当に悲しいことです。辛いことです。若い人たちの間では、妊娠してしまっても平気で生まないと言う選択をする方もいるようです。しかし…これから妊娠をする可能性がある全ての人にとって、何とかそのような感覚は持たない人間になってほしいと思います。望まれない妊娠を自ら招いてしまわないようにするためにも、結婚意思がお互いにないのなら、しっかりと避妊をして楽しい恋愛をしてくださいね。
「中で出さないから大丈夫」ですとか、「生理中は中に出しても大丈夫だから避妊はしなくても平気」…
なんてことを本気で信じている方がいるのなら…声を大にして「それは誤情報です!」
と警告を出します!中で射精しなくとも、避妊をしないでセックスをすれば、男性器からでる射精前の漏れた精子が元で妊娠する可能性はあります。また、生理中であっても受精機能が働いている時期なので、中で射精すれば妊娠する可能性があるのです。「どうしても避妊をしないでセックスをしたい、でも妊娠は避けたい…」と、何ともわがままで勝手気ままな望みを持っているのならば、毎日体温検査をして、女性の排卵日をきちんと計算し、一カ月のうちにどのタイミングであれば避妊しなくとも妊娠確率が低いのかを調べる方が良いでしょう。
それでも妊娠する可能性はゼロにはなりませんけどね。排卵日を割り出したところで、あくまで“妊娠可能性が低い”というただの確率的な話なので、100パーセント絶対!というわけでは決してありません。
楽しい人生を計画的に進めて行くためには、やはり正しい知識の元に避妊を徹底すべきだと思います。皆さんのセックスはいかがですか?きちんと避妊、していますでしょうか?