前回は少しくらいお話で終わってしまったので、今回は明るく…と言いたいところですが、今回も少し暗いお話になってしまいます。
しかし、前回・今回ともに、恋愛をする上で大切なことになりますので、面白い話ではありませんが…最後までお付き合いいただければと思います。恋愛は良い場面だけ見てしまっていると、どうしても暗い部分に飲み込まれてしまうこともあるものなのです。
前回はマイナス恋愛への警告のお話でしたが、今回は…恋愛において最も惨めな立場のお話をさせていただきます。
皆さんの周りでも皆さん自身にでも、まるで少女漫画のような恋愛状況があることでしょう。人生は誰しもが自分の人生の主人公であります。しかし、恋愛漫画は違いますよね。多くの登場人物が存在している恋愛漫画は…必ずしも自分が主人公になれるとは限らないものです。
なぜかと言うと…そこへ登場してくる人はすべて実在する人で構成され、“恋愛”というくくりの中でもストーリー展開なのですから、個々の感情によって話の内容は大きく変わってくることでしょう。自分が始めたと思っていた恋愛漫画、いつの間にか主人公が変わってしまうことは決して珍しい話ではないのです。
これが“恋愛”というくくりのない“人生”の漫画であれば、主役は自分です。自分の人生の漫画なので…死ぬまで自分が主役です。しかし、それが意中の異性を相手にしている恋愛漫画というくくりだった場合、自分がその意中の異性と結ばれない限り…その漫画に存在することすらできなくなってしまいます。意中の異性を軸に置いた恋愛漫画では、あくまでも主役は意中の異性になってしまうので、その相手が自分を選んでくれなかった時点で…自分がその恋愛漫画から退出しなければいけない状況となるのです。
どうしてもこのことを理解できない方は…恋愛において最も惨めな立場になってしまうので、どうか気付いていただきたいと心から思いますね。このことは本人が自覚しない限り解決できる話ではないので…該当される方がいらっしゃいましたら…一刻も早く気付いてほしいと思います。
恋愛において一番惨めな立場というのは…意中の異性には他に恋人が出来てしまったにも関わらず、恋愛敗者になったことを認めることが出来ないままに、自分が相手の恋愛漫画のヒロインであることを信じて疑わない状況になっている場合でしょう。
これは本当に惨めな立場ですよ。きちんと現実を把握して受け止めて、それを糧にして…次の恋愛に進む方がよほど明るい人生が送れるであろうに…諦めきれない気持ち、受け入れられない現実に目を背けたくなる気持ち、この感情に負けてしまって自分がいつまでも相手の恋愛漫画の主人公であると思っていると、相手の恋人は…自分にとって好きな人と自分の関係を邪魔する脇役…と思ってしまい、下手をしたら事件を起こしてしまう可能性も…絶対にないとは言い切れないのです。
実際に、似たようなことで殺傷事件に発生したケースは…残念なことに少なくないのは事実なのです。惨めな立場にだけは…ならないようにしてくださいね。恋愛敗者は惨めではありません、仕方のなかったこととして次に進むための準備期間です。しかし恋愛において惨めな立場になってしまったとしたら…本当にみっともないですからね!